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歯列矯正をする前に知っておきたいこと(2)

歯並びが綺麗な笑顔の女性

前回は、歯並びが悪い状態やその原因をメインに説明しました。今回の内容も歯列矯正の話になります。

実際に歯列矯正をする際の流れや、歯列矯正の種類などについて書いていくので、ぜひ参考にしてみてください。

歯列矯正の流れ

歯列矯正にも色々な方法があるため、これから説明するものが全てではありません。では、歯列矯正の一般的な流れを、こどもと大人に分けて説明していきます。

こども

1期治療

カウンセリング→精密検査→診断・治療計画の決定→治療開始→再度精密検査

全ての歯が永久歯に生え代わった際に再度精密検査を行います。ここで問題がなければ治療が終了です。しかし、歯並びに何か問題があった場合は、2期治療へと進みます。

2期治療

診断・治療計画の決定→治療開始→治療終了→メンテナンス

大人

カウンセリング→精密検査→診断・治療計画の決定→治療開始→治療終了→メンテナンス

大まかですが、こういった流れで歯列矯正を進めていきます。治療が開始したら、2週間から1ヶ月の間隔で歯医者に通い、矯正装置の調整や歯のメンテナンスをする必要があります。

歯列矯正はゆっくり歯を動かしていくため時間がかかってしまいますが、人生100年の中の1~3年の間、治療を頑張ることで理想や目標としている歯並びを手に入れることができるのです。

歯列矯正の種類

何度も述べていますが、歯列矯正には様々な方法があります。それによって費用や治療期間、メリット・デメリットが異なっています。費用や矯正期間は、あくまでも目安になります。

矯正方法

主な装置

期間

メリット

デメリット

表側矯正

(60-100万円)

ワイヤー

ブラケット

1-3年

・様々な症状の治療が可能

・特別な手入れの必要がない

・ワイヤーが口腔内を傷つけてしまう恐れがある

・装置が目立つ

・食べ物の制限が多少ある

・痛みを伴う場合がある

・虫歯や歯周病になりやすい

裏側矯正

(120-200万円)

ワイヤー

ブラケット

2-3年

・装置が目立たない

・特別な手入れの必要がない

・表側矯正に比べて

 治療費が高くなる

・対応範囲が狭まる

・口腔内を傷つけてしまう恐れがある

・食べ物の制限が多少ある

・虫歯や歯周病になりやすい

部分矯正

(30-60万円)

ワイヤー

ブラケット

半年-1年半

・矯正期間が短い

・特別な手入れの必要がない

・部分によっては目立たない

・対応できる歯並びの状態に限りがある

・対応範囲が狭まる

・口腔内を傷つけてしまう恐れがある

・食べ物の制限が多少ある

・虫歯や歯周病になりやすい

マウスピース

(80-100万円)

マウスピース

1-3年

・圧倒的に目立たない

・口腔内を傷つける

 恐れがない

・痛みが少ない

・装置の手入れが必要

・食事の際毎回付け外しが必要

・決まった時間装着することが必要

・対応できる歯並びの状態に限りがある

矯正共通の

 デメリット

・慣れるまで違和感がある

・話しにくい

上記が主な矯正方法になります。表側矯正で目立つのが嫌な方は、透明のブラケットへの変更も相談してみると良いと思います。

ただし、通常の金属のブラケットに比べ少し高額になる場合がほとんどです。また、ワイヤーやブラケットを使用する歯列矯正のデメリットにある、虫歯や歯周病になりやすいというのは、矯正装置に食べ物などが詰まりやすくなってしまうことが原因です。

そのため、矯正中は特に歯磨きやフロスを入念に行う必要があります。上の表の矯正方法の他にも、以下のようなものがあります。

コンビネーション矯正

治療の前半をワイヤーで、後半をマウスピースで行う矯正。

インプラント矯正

インプラントを歯の代わりに入れてワイヤーなどと併用して行う矯正。

ハーフリンガル矯正

上の歯に裏側矯正、下の歯には表側矯正を行う矯正。

 

それぞれ、メリットやデメリットが異なるので歯医者さんとよく相談して決めると良いでしょう。

歯列矯正後のメリット

歯列矯正の一番のメリットは、”一生”ものの綺麗な歯並びがゲットできることです。

筆者も歯列矯正を経験しています。矯正前は、笑う時に口を手で隠すように笑っていましたが、矯正が終わった今は自信を持って誰の前でも笑顔を見せられるようになりました。さらに、たくさんの人に歯を褒めてもらえて、ずっと嫌いだった口元や歯が、自分の一番のチャームポイントになりました。

このように、歯列矯正をすることによって見た目のコンプレックスを解消でき、自信を持つことができるのです。

他にも、歯磨きがしやすくなる為、虫歯や歯周病の予防に繋がり、口腔内の健康を維持することにも繋がります。また、噛み合わせが合うと正しい顎の使い方ができる為、顎関節症になりにくかったり、軽くしたりする場合もあります。

  • コンプレックスの解消
  • 虫歯や歯周病の予防
  • 顎関節症になりにくい

まとめると、以上のようなメリットが考えられます。

まとめ

このブログでは、実際に歯列矯正はどのように進められるのか、どういった方法があるのか、また歯列矯正をしたらどのような良いことがあるのかを説明しました。

歯列矯正をすると決めることは人生の中での難しい選択になります。費用や時間においての負担も大きいものであることは、重々理解しています。しかし、長くても約3年頑張って治療することで、”一生”誇れる美しい歯と笑顔を手に入れることができるのです。

少しでも歯列矯正について気になっている方は、なるべく早く歯医者さんに相談することで、理想の歯を早く手に入れることができます。合わせて前回の、歯列矯正をする前に知っておきたいこと(1)も読んでみてください。

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